基礎外周部に蟻道があり調査の依頼があった案件です。建物は、築22年ほどの空気集熱式ソーラーシステムが導入されている物件です。基礎はベタ基礎で基礎外断熱の仕様になっていました。なお、床下空気層はありましたが狭くて潜ることはできませんでした。勝手口のドア枠に被害があることを見つけ、その下の基礎外断熱材を剥がしたところ蟻道を確認しました。アルトリセットで基礎外周部の土壌処理、基礎外断熱材へ穿孔注入、勝手口ドア枠にはホウ酸を穿孔注入、床下にホウ酸のミスト処理をおこないました。基礎外断熱仕様の場合、基礎と断熱材の間がシロアリの侵入路となる可能性が高いのできちんとした対策が必要です。