約築15年程度 ベタ基礎・内基礎断熱工法。暖炉スペースの壁にシロアリ被害。今回の物件は他業者の再発物件でした。羽蟻が発生したためお客様がインターネットで業者を検索して駆除工事を依頼したのですが、空気循環工法の建物なのに合成殺虫剤を使用して施工したため施工後の臭いがなかなか取れず、また施工後すぐにシロアリの再発を発見し施工業者に相談したところ、初回施工費とは別に結構な金額の追加費用が掛かると言われ困ってしまい、工務店などを経由してホウ酸処理協会に相談があり今回の対応となりました。 調査に伺い再発がないか建物の外周と床下などを調査したところ、暖炉スペース以外の再発ははありませんでしたが、暖炉スペースのシロアリ被害は前回施工時に未処理だったのが原因だとわかりました、暖炉スペースは床下からでは処理できない構造になっていて、その場合は床下から処理できない部分の壁などに直接穴をあけて処理したりします。特に駆除の場合はしっかり処理しないとシロアリの再発に繋がりますので注意が必要です。 お客様と対応を話し合った結果、暖炉スペース以外の再発はなかったので、暖炉スペースのみを部分処理し、様子を見ていただく事になりました。室内側からはシロアリ被害部に高濃度ホウ酸水溶液を吹付及び穿孔注入処理と、外周の基礎沿いをアルトリセットにて処理しました。