既存の木造住宅にてアメリカカンザイシロアリの被害があった案件です。床下換気口にアメリカカンザイシロアリの糞粒と蹴り出し穴を確認しました。床下をボロンdeガード工法にてホウ酸（ティンボアPCO）水溶液を噴霧処理し、また、被害箇所には注入処理も行いました。さらに、乾燥材も食害するアメリカカンザイシロアリの場合は、家全体に被害が及んでいることが想定されるため、 屋根裏にもホウ酸を処理します。ただ、屋根裏に処理する場合は水溶液ではなくホウ酸の粉体を噴霧（ダスティング処理）して対策を行います。念のため 野地板と壁との取合い部の隙間もホウ酸配合のボレイトシールで塞ぎ、物理的な侵入経路の遮断処理も施しました。