新築の木造住宅にシロアリ対策としてボロンdeガード工法にてホウ酸水溶液処理を施した事例です。地下シロアリだけでなく外来種であるアメリカカンザイシロアリ対策を目的に全構造材にホウ酸処理を行いました。土台敷の段階で基礎の貫通配管の隙間や水抜き穴、セパレーターの穴などの隙間をホウ酸が配合されたボレイトシールやボレイトフィラーで塞ぎ、土壌からの地下シロアリの物理的な侵入経路を遮断する処理を行いました。そして、基礎立ち上がりと土台、床合板などの据え付け前の木材にもあらかじめホウ酸水溶液処理を行ない、雨に濡れないようブルーシートで雨養生しました。後日、建て方終了後にあらためて現場に伺い、基礎と玄関土間の打ち継ぎ部の隙間をボレイトシールで塞ぎ、屋根下地材までのすべての構造材にホウ酸水溶液を噴霧処理しました。最後にボレイトチェッカーを用いて施工箇所にホウ酸が浸透していることを確認し、施工箇所が雨に濡れないようブルーシートで雨養生して作業を終了しています。