昆虫同定サービス「この虫、しろあり?」に届いた写真をご紹介します。
この虫、しろあり?↓
https://borate.jp/special/line.php#anchor04
栃木県のお住まいの方からお送りいただいた写真です。これはケラ、いわゆるオケラですね。ケラは、バッタ目ケラ科に分類される昆虫の総称で、地下にトンネルを掘って住居とする昆虫の仲間です。「オケラ」と呼ばれることが多いですが、虫けらの「けら」を指すわけではありません。成虫の体長は30mmほどありますが、大型種では体長50mmほどに達するものもいます。全身が褐色で、金色の短い毛がビロードのように密生しています。他のキリギリス亜目昆虫と比べて触覚や脚が短く、頭部と前胸部は卵型で、後胸部・腹部は前胸部より幅が狭くなっています。尾端には触角と同じくらいの長さの尾毛が2本あるのが特徴です。草原や田んぼ、畑などの土中に穴を掘って地中生活しており、他の小昆虫、ミミズなどさまざまな動植物質を食べます。オスは初夏によく鳴き、巣穴を共鳴室として使って、地中からにも関わらず、十数メーター離れていても聞こえるほどの大きな鳴き声を周囲に響かせます。鳴き声は「ジー……」とも「ビー……」とも聞こえる連続音で、地中から聞こえるため、日本では昔から「ミミズの鳴き声」と信じられてきました。
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※昆虫の同定に関しては専門家による回答ではないため間違っている可能性があることをあらかじめご了承ください。なお、間違いにお気付きの方は参考までコメントをいただければ幸いです。