羽アリ対策の方法まとめ|取るべき行動を庭・家の中に分けて解説
家の敷地内で羽アリを見つけて驚いたことはありませんか?黒いかたまりにぎょっとした経験のある方もいるでしょう。「見ただけでゾワッとする」「もう二度と出くわしたくない!」そのように感じている方は、一刻も早く羽アリに対する対策をはじめましょう。
今回は羽アリ対策の方法について、取るべき行動を庭・家の中に分けて解説していきます。羽アリの対処法は種類についても異なるので、特徴なども一緒に説明していきます。ぜひ参考にしてください。
対策する前に確認したい!羽アリの種類
対策の前に、羽アリの種類からチェックしましょう。羽アリには大きく分けて、黒アリとシロアリがいます。一般的に、家屋への被害が心配されるのは、シロアリです。
もし庭や部屋の中で羽アリを見つけたら、数匹採取し、種類を突き止めるようにしましょう。黒アリとシロアリについてそれぞれ詳しく解説していきます。
黒アリ
黒アリの多くは、4月から10月に発生します。黒アリは、以下のような特徴があります。
<黒アリ(羽アリ)の特徴>
●くの字に折れた触角
●羽4枚のうち、前の2枚が大きい
●胴体はくびれている
敷地内で見つかった羽アリが黒アリであった場合、家屋への食害を心配する必要はほとんどありません。家の中で見つかる可能性のある黒アリの種類については、下記の表をご覧ください。
<黒アリ(羽アリ)の種類>
名前 | 特徴 |
アシナガアリ |
●3.5~8mmほど |
クロオオアリ |
●7~12mmほど |
クロヤマアリ |
●4.5~6mmほど |
ヒメアリ |
●1.5mmほど |
トビイロケアリ |
●2.5〜3.5㎜ほど |
日本全域で黒アリは約300種類ほど生息しているといわれています。紹介したのは一部の種類ですが、いずれも日常的に見かける確率の高い黒アリです。
シロアリ
シロアリの多くは、4月から7月に発生します。アメリカカンザイシロアリのみ、例外で4月〜11月の広い範囲で発生する可能性があるため、注意してください。
家の庭や室内で見かけた羽アリがシロアリだった場合、家屋への食害が心配されます。シロアリの特徴は以下の通りです。
<シロアリ(羽アリ)の特徴>
●数珠状にまっすぐと伸びた触角
●4枚ある羽がすべて同じ大きさ
●胴体はずんどう
家屋に被害をおよぼすとされるシロアリは、3種類です。
<シロアリ(羽アリ)の種類>
名前 | 特徴 |
ヤマトシロアリ |
●背中の一部と足先のみ黄色で、ほかの部分は黒色 |
イエシロアリ |
●茶褐色 |
アメリカカンザイシロアリ | ●頭と背中の一部のみ赤褐色で、ほかの部分は黒色 ●加害した木の中に巣を作る ●巣を作ったところは空洞になる |
シロアリを見かけたら、すでに家の中で繁殖している可能性があります。放置するとシロアリ被害はさらに拡大していく恐れがあるため、駆除の専門業者に相談・依頼をしましょう。
自分でできる羽アリ対策 ~庭で見つけた場合~
もし羽アリを見つけたら、まずは自分でできる範囲の対策をはじめましょう。ここでは、庭で見つけた場合について紹介していきます。
家の中に入らないよう、目の細かい網戸に交換する
羽アリの侵入を防ぐために、目の細かい網戸に交換しましょう。網戸の目よりも小さな種類だと、簡単にくぐり抜けてしまいます。
網戸は自分で張り替えるか、専門の業者に依頼をしましょう。自分で取り換える場合、必要なツールや網戸は、ホームセンターや通販で簡単に手に入ります。
家の周りに集まらないよう、遮光カーテンに交換する
遮光カーテンの等級を一級カーテンにすると安心です。遮光カーテンに交換して対策をすれば、家の蛍光灯の明かりに誘われてやってくる羽アリの侵入を防げます。
羽アリの中には、光に集まる習性をもった種類がいます。それらの種類を寄せ付けないためには、家の明かりが外に漏れないようにするのが一番です。
自分でできる羽アリ対策 ~家の中で見つけた場合~
続いて、羽アリを家の中で見つけた場合の対策方法を紹介します。
掃除機で吸う
目の前にいる羽アリは、掃除機を使って吸い取りましょう。掃除機で吸い取れば直接触れることなく始末できます。
粘着テープでとる
カーペットに付着したゴミなどを取るコロコロを使って、駆除していくのもオススメの方法です。他にも養生テープやガムテープも有効です。粘着テープに付着した羽アリを観察して、どの種類なのかも観察しておきましょう。
殺虫スプレーを吹き付ける
羽アリを見つけたら、市販の殺虫スプレーを吹き付けるのも対策のひとつです。目の前にいる羽アリを駆除するための応急処置として使いましょう。
室内で殺虫スプレーを使う際には、換気に気をつけましょう。また、タイルの割れ目など羽アリの脱出口に直接吹きかけてしまうと、かえって活動範囲を広げる恐れがあります。
羽アリの脱出口を見つけ出して塞ぐ
羽アリの脱出口が特定できる場合は、その脱出口の周りを囲むようにして、ポリ袋をかぶせましょう。粘着テープで留めて放置しておけば、ポリ袋の中に羽アリがたまっていきます。袋の中がいっぱいになったら交換して、駆除を続けてください。
駆除業者に依頼する
羽アリがシロアリだった場合、すでに巣を作られている可能性があるため、駆除業者に依頼するのがベストです。これまでの対策は、どれも応急処置にしかならず、根本的解決にはつながりません。
巣全体の駆除を行わなければシロアリによる侵食は続いていき、いずれ家屋の耐久性に深刻な影響をおよぼし地震が起こった際に、倒壊しやすくなります。
家を守るためには、シロアリ駆除に関する知識を豊富にもった専門業者に駆除を依頼するのが、最適です。家の中でシロアリが見つかった場合には、信頼できる駆除業者に調査を依頼をしましょう。
シロアリ駆除業者をお探しの人にオススメなのが、シロアリ駆除業者検査サイトの「シロアリポリス」です。シロアリポリスでは、反社チェックを行っているので、大切な住まいを任せられる優良業者を見つけられます。防蟻効果が長期間持続するホウ酸処理業者も見つけられるため、再処理の心配がなく安心できるでしょう。
シロアリポリスやシロアリ駆除に関する疑問や質問がございましたら、公式ホームページ内のお問い合わせフォーム、もしくはフリーダイヤルからお気軽にお問い合わせください。大切な住まいを守るためにも、できる限り早めにシロアリ対策をしましょう。
まとめ
自宅の敷地内で羽アリを見つけた際にできる対策について、いくつかご紹介しました。黒アリとシロアリの種類についても説明したので、羽アリを見つけたらチェックしてみてください。
羽アリを見つけたら、まずは自分でできる範囲で対策を行いましょう。遮光カーテンを取りつけたり、網戸の目を細かいタイプに取り換えたりすれば、家の中に入り込めなくなります。
しかし、羽アリがシロアリだった場合、家屋への被害が心配されます。すみやかにシロアリ駆除業者に調査依頼をしましょう。羽アリを根絶させるためには専門的な知識が必要です。安心して駆除を任せることができるシロアリポリスを活用してください。
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