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vol.52 夜になると羽アリが発生するのはなぜ?原因と対策を解説

夜になると羽アリが発生するのはなぜ?原因と対策を解説

夕方から夜にかけて出歩くと羽アリが街灯や電灯に集まっているのを、見たことがあるでしょう。「夜になると羽アリが多く発生するのはなぜ?」「夜の羽アリに困っていて、駆除したい」と悩んでいませんか?

羽アリは、時間帯を選んで発生しています。羽アリに悩まされている方はまず、羽アリの種類や性質について知ることからはじめましょう。

今回は、羽アリの種類や夜に発生する原因、対策を徹底的に解説していきます。ぜひ記事を最後まで読んで、羽アリ対策の参考にしてください。

まずは羽アリの種類をチェックしよう!

羽アリは、大きくわけてシロアリ・黒アリの2種類にわけられます。まずは特徴を比較しました。

<比較表>

羽アリの種類 特徴 被害
シロアリ

●主に4月から7月に発生する

※アメリカカンザイシロアリは4月~11月に発生する可能性あり

●数珠状にまっすぐ伸びた触覚

●4枚とも同じ大きさの羽

●ずんどうの胴体

●木材への被害がある
黒アリ

●主に4月から10月に発生する

●くの字に折れている触覚

●前の羽2枚が大きい

●くびれた胴体

●木材への被害はなし

●腐った木材や基礎断熱材を巣の材料にすることがある

同じ「アリ」という名前がついていますが、発生時期や特徴、被害に違いがあることをおわかりいただけたでしょうか。

家の中で羽アリを見つけたら、まずはシロアリ・黒アリのどちらなのかをチェックしてみてください。

夜になると発生する羽アリの種類

羽アリの種類によって、発生しやすい時期や時間帯が異なります。種類ごとに、それぞれの特徴を解説します。

イエシロアリ

イエシロアリは、ジメジメとした梅雨の時期に多く発生するシロアリです。主に夕方から夜にかけて発生しやすく、光に集まる習性をもっています。

ただし、茨城県よりも西側の海岸線沿いにある温暖な場所や南西諸島に多く見られる種類で、日本全域には生息していません。

発生しやすい時期 梅雨の時期
発生しやすい時間帯 夕方~夜にかけて
特徴

●光に集まる習性がある

●主に茨城県よりも西側の海岸線沿いにある温暖な場所や南西諸島に発生する

ヤマトシロアリ

ヤマトシロアリは、イエシロアリとは対照的に晴れた日に発生しやすいです。午前中に発生することが多く、日本全域に生息しています。

発生しやすい時期 ゴールデンウィーク前後で、雨が降った翌日の晴れた日に発生しやすい
発生しやすい時間帯 昼前後
特徴 日本全域に生息している

キイロシリアゲアリ

キイロシリアゲアリは、9~10月に発生する黒アリです。夜になると、街灯の灯りに集まっている様子が見られます。

発生しやすい時期 9~10月
発生しやすい時間帯
特徴

●羽アリが街灯の灯りに集まる

●家屋にも発生する

●黄褐色で2mm~3mm程度、羽アリは6〜7mmになるものもいます。

トビイロケアリ

トビイロケアリは、6~7月に発生する黒アリです。初夏の晩に街灯の灯りに集まっている羽アリが見られたら、注意しておきましょう。

発生しやすい時期 7〜8月
発生しやすい時間帯
特徴

●黒アリの一種

●羽アリが街灯の灯りに集まる

●家屋にも発生する

●黒褐色で2.5〜3.5mm程度

夜になると羽アリが発生する原因は「明かり」

「夜になると羽アリが発生する…」と悩んでいる場合、自宅の「明かり」が原因になっているかもしれません。

羽アリの中には、夜に発生して光に集まる性質をもった種が多くいます。家屋の光に誘われて、外から侵入している可能性があるのです。その場合、家の中に巣ができている可能性があるため、注意しなくてはいけません。

次は、羽アリが発生した場合にどのような対策をとればよいのかを解説します。

夜間に羽アリが発生した場合

夜、羽アリが発生したら以下のような対策を行ってください。

<夜、羽アリが発生した場合の対策>
➀自分で一時的な対応をする
②羽アリの侵入経路を特定し、塞ぐ
➂羽アリ駆除の業者に相談する

➀自分で一時的な対応をする

夜、羽アリを見つけたら、まずは自分で一時的な対応をしましょう。

<一時的な対応方法>
●遮光カーテンで室内の明かりが外に漏れないようにする
●窓を完全に閉める。
●網戸の目を細かいものに変える

これ以上、羽アリが侵入するのを防ぐために、まずは遮光カーテンを活用しましょう。室内の明かりが、外に漏れてしまわないように対策します。

そして窓は中途半端に開けておくのではなく、完全に閉めましょう。小さい種では、網戸の目を潜り抜けて室内に侵入するケースもあるため、網戸の目を細かいものに取り換えることも検討するのがオススメです。

家の中に入り込んでしまった羽アリには、掃除機で吸い込んで対処しましょう。羽アリの種類がシロアリなら、掃除機の吸引力でほとんど死んでしまうため後の処理も簡単です。もしまだ生きている羽アリがいるなら、それは黒アリの可能性が高いです。掃除機の中で生きている羽アリがいる場合、掃除機から脱出してしまう恐れがあるので中身をきちんと捨てましょう。
ビニールに入れて殺虫剤を噴霧すると安心です。

②羽アリの侵入経路を特定し、塞ぐ

続いては、羽アリの侵入経路を特定して塞ぎます。家の中に発生する場合、考えられる侵入経路は以下のとおりです。

<羽アリの侵入経路>
●柱や壁に空いた穴
●窓のすき間 など

羽アリは、柱や壁に空いた穴から室内に侵入してきます。浴室のタイル目地のすき間などの見落としてしまいがちな部分も、室内への侵入経路となる場合があるため、注意が必要です。

柱や壁に羽アリが出てきている穴を見つけたら、ビニール袋等を被せ羽アリを捕獲してください。セロハンテープ等でビニールを隙間がないように固定するようにします。捕獲した羽アリは後で殺虫剤等で殺して破棄しますが、専門業者にみてもらうのが良いでしょう。種類を特定できるからです。
応急処置として、粘着テープやセロハンテープで穴を塞ぐ方法を推奨される方がいますが、羽アリが他の部位に脱出口を設けて出てくるだけですので意味がありません。

窓は主な侵入経路のひとつです。羽アリがいる時は中途半端に開けておくのではなく、すき間のないように、しっかりと閉めましょう。

羽アリを見つけると、慌ててしまうでしょう。「自分で何とかしよう」と考えて、羽アリが出てきた穴に向かって殺虫剤をスプレーしてしまうと、危険を感じたシロアリが家屋内を移動して、被害範囲を広げてしまうことも考えられるのです。

➂羽アリ駆除の業者に相談する

もし建物にシロアリの被害が発生している場合、早期に駆除を行わなくてはいけません。羽アリを見つけたら、駆除の業者に相談するようにしましょう。

プロに依頼すれば、羽アリの種類や性質に合わせた適切な駆除方法が行われるため、安心して任せられます。

なお、賃貸物件に住んでいる場合は、直接業者に依頼するのではなく、まず大家さん、物件管理会社に相談しましょう。

まとめ

今回は夜になると発生する羽アリに悩まされている方に向けて、発生する原因と対策を解説していきました。

羽アリを見つけたら、まずは特徴を観察しましょう。羽アリがシロアリなのか黒アリなのか、どの種なのかがわかれば対処がしやすくなります。羽アリがシロアリだった場合、シロアリ被害が拡大する可能性があるため、駆除業者に相談をしましょう。

シロアリ駆除業者をお探しの人には、シロアリポリスがオススメです。シロアリポリスは、全国シロアリ防除業者検索サイトです。お客様に安心してサービスをご利用いただくために、サービスを常に意識して安心感があることが大きなポイントです。

「羽アリに悩まされている」「シロアリを見つけた」方は、シロアリポリスをご利用ください。そのままにしておくと柱や床下、天井などが食われてしまい、木材がスカスカになってしまいます。適切な処理を施しましょう。

お問い合わせは、フリーダイヤル、もしくは公式ホームページ内にあるお問い合わせフォームをご利用ください。シロアリ駆除に関する疑問点や不明点を解消します。