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vol.46 エアコンから害虫が侵入してくる原因と見つけたときの対処法

エアコンから害虫が侵入してくる原因と見つけたときの対処法

夏は涼しく、冬は暖かい風を送ってくれるエアコン。今や私たちの生活に欠かせない存在となりつつあります。そんな生活必需品であるエアコンの内部は、実は虫たちにとって住みやすい環境なんです。

「エアコンの中から虫の羽音が聞こえた。」「エアコンをつけたら中から虫が飛び出してきた」ということも珍しくありません。

とくにエアコンが必須な梅雨時期から秋口にかけては、虫が入り込みやすく羽アリが大量発生する時期でもあります。「エアコンの中から羽アリが大量に出てきた…!」という声も耳にします。羽アリの場合は、特に注意が必要です。

今回は、エアコン内部に害虫が侵入する原因や、侵入させないための対策、すでに侵入されてしまった場合の対策について解説します。

エアコンから害虫が侵入してくる3つの原因

エアコンの内部は、虫に侵入されやすい場所となっています。虫が内部に侵入する経路は限られているので、対策もしやすくなっています。

この項目では、害虫がエアコン内部に侵入する主な原因3つをご紹介します。

エアコンの排水ホース

エアコンには、ドレンホースと呼ばれるホースがついており、エアコンを稼働した際に発生した水を外に流す役割をはたしてくれています。ホースは室内から屋外へつながっており、このホースの中から害虫は侵入してきます。

エアコンホースの穴から侵入している

マンションなどでは、エアコンを設置するときに室外機につなげるためのホースを通す壁穴がありますね。この壁穴、ホースのまわりをパテで固めます。エアコンを設置してから年数が経過している場合は、エアコンのホースと壁の間に、隙間ができている場合があります。この隙間も、エアコンの内部に侵入する要因となっています。

この隙間からは、害虫の代表とされるゴキブリだけでなくカメムシなどの害虫も入り込むことがあります。

配管用の穴から壁の隙間に入り込む

エアコンを設置する場合、配管を通すために、壁に穴を開けます。この穴と配管の間に隙間ができている場合、害虫たちの侵入経路として使われることがあります。

この場合、エアコン内部に侵入されるだけでなく、壁の中に棲み着かれている可能性もあるので、自宅の配管周りはどうなっているのか、確認しておきましょう。

エアコンから害虫が侵入しないための4つの対策

エアコン内部に侵入する経路は限られてきます。では、侵入されないためにはどう対策をしたらいいのでしょうか。

エアコンの場合、とくに難しい対策は必要ありません。「虫が通れる隙間をなくす」という方法が一番有効な手段です。侵入経路ごとに具体的な方法を説明します。

ドレンホースの先端を地面から離す

ドレンホースから侵入してきている場合、一番簡単な対策は、ドレンホースを地面から離すことです。ドレンホースが地面に横たえてある状態だと、虫が侵入しやすくなってしまいます。そのため、ホースは地面から5㎝ほど離しておくのがいいでしょう。

これだけでは虫の侵入を完全に防げるとはいいにくいので、次に説明する対策を併用することをオススメします。

メッシュのフィルターをつける

ドレンホースから虫の侵入を防ぐもうひとつの方法が、ホースにフィルターを取り付ける方法です。

ドレンホースには、虫の侵入を防ぐことを目的とした専門のオプション「ドレンキャップ」というものが存在します。ホースから排水できるよう隙間をのこしつつホースにフタをしてくれるので、侵入を防ぐことができます。

それでも心配な方は、ドレンキャップに加えてストッキングなどで出口を覆っておきましょう。ドレンキャップだけでは防ぎきれない小さな虫の侵入を防ぐ効果があります。

ドレンキャップを使用するときは、定期的にドレンホースの掃除をしましょう。掃除をしないと目づまりを起こして、エアコンの故障につながる恐れがあります。こまめに掃除するようにしましょう。

ホースの隙間をパテで埋める

配管と壁の間に隙間ができてしまっている場合は、新たにパテで埋め直しましょう。

エアコン設置時は配管と壁の隙間がしっかりと埋められていますが、5〜7年も経つとパテが劣化し、隙間ができてしまいます。こうした隙間をなくすには、新たにパテで埋めるしかありません。

エアコンの配管に使うパテは「エアコンパテ」と呼ばれる専用のものを使用します。普通のパテであればすぐ硬化してしまい、配管と壁の間に隙間ができてしまいます。エアコンパテの場合は油分が含まれているので、まわりと密着しやすく隙間ができにくいという特徴があります。

ドレンホース内を清潔に保つ

ドレンホースはエアコンからでる水を外に流す役割をもつので、おのずと中が汚れてしまいます。汚れがたまってくると、ホース内部に「水分」や「ほこり」が蓄積し、虫が寄ってきてしまいます。虫の好む環境にしないためにも、ドレンホースにキャップを付けて侵入を防ぎましょう。

エアコンの害虫を退治するときに注意すること

エアコンから害虫が出てくると、さらに奥にいるのではないかと気になりますよね。エアコンから害虫が出てきた場合、エアコンの内部に直接殺虫剤を吹きかけるのはやめましょう。エアコンを稼働させたときに殺虫成分が部屋に広がる恐れがあり、中の機械が壊れる危険が伴います。

殺虫剤の成分の中には、発火しやすい成分が入っているものもあるため火災などの危険も。故障の原因にもなるので、絶対にやめてください。

エアコンから侵入する害虫で羽アリが侵入することもあります。羽アリは、害虫の中でも特別な処置が必要になってきます。ここからは、エアコンから羽アリが入り込んだ場合の対処法を説明します。

エアコンから羽アリが侵入したときの対処の手順

「すでにエアコン内部に羽アリが侵入してしまっている」という方は、次の手順で対処することをオススメします。

➀羽アリがシロアリか黒アリか区別する

羽アリは、基本的に地面また木の中で活動しますが、繁殖期になると、一時的に羽を生やして巣から飛び立ちます。この姿を「羽アリ」と呼びます。

羽アリは「黒アリの羽アリ」と「シロアリの羽アリ」の2種類にわけられます。エアコン内部に侵入した羽アリが「黒アリの羽アリ」であれば、すぐに駆除してしまえばほとんど問題ありません。

しかし、「シロアリの羽アリ」だった場合は注意が必要です。なぜなら、シロアリは家の木材を食害してしまう害虫という側面を持っているからです。もしかすると、家の中がシロアリによって食害されてしまっている可能性もあります。

そのため、エアコン内部から羽アリが出現した際には、その羽アリが「黒アリの羽アリ」なのか、「シロアリの羽アリ」なのかを区別する必要があります。

シロアリと黒アリには明確な違いがあり、観察するポイントさえ押さえておけば、ある程度見わけることができます。

シロアリと黒アリの見分け方は、以下のとおりです。

触覚
シロアリ ・短い

・数珠状に連なっている

・4枚とも同じ大きさ
・網目模様が薄い
・ずんどう
黒アリ ・長い

・L字(への字)

・頭の方が大きく、お尻の方が小さい
・網目模様がはっきり見える
・くびれている

 

②掃除機などで駆除する

羽アリを駆除する際に最もシンプルで効果的なのが、「掃除機で吸う」という駆除方法です。とくにシロアリの場合は、掃除機の吸引力のみですぐ死んでしまいます。そのため、目に見える羽アリを駆除するのに、掃除機はうってつけの方法となります。

羽アリが、シロアリ、黒アリどちらだったにせよ、まずは目に見えている虫を駆除しなければなりません。エアコンのカバーをはずし、吸引力を高めて全体的にノズルを当てましょう。

黒アリの羽アリは、なかなか死なないですが、シロアリの羽アリは吸引されるときにほとんど死に絶えます。掃除機の中で羽アリが生きている場合は、殺虫剤を吸い込ませましょう。

③ホウ酸処理を行う

屋内に羽アリが出てきた場合は、プロに相談して羽アリが寄り付かない環境を整えましょう。おすすめは、ホウ酸による害虫予防です。ホウ酸処理を行うことでシロアリに対する予防をすることができます。シロアリがエアコンの中から出てくる前に処理を行っておくことが安心です。

ホウ酸は、基本的に一度処理すると、その後長期間にわたり効果を持続してくれるのです。また、ホウ酸は人体に害のない自然由来の優しい成分でニオイがないので、お子さんやペットのいる家庭も安心して使用することができます。

ホウ酸によるシロアリ対策は、知識のない人はできません。専門の知識をもつホウ酸施工士におまかせしましょう。ホウ酸施工士とは、一般社団法人日本ホウ酸処理協会による民間資格で、ホウ酸施工士が提供するボロンdeガード工法は、人にやさしい住宅づくりを目指し、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞、キッズデザイン賞、エコプロアワード奨励賞を受賞しています。

シロアリ対策の業者の中には、合成殺虫剤をすすめてくる人もいます。合成殺虫剤の場合は、5年ほどで効果が切れて再処理が必要になったり、処理後に健康を害したりという恐れもあります。

業者選びは慎重に行いましょう。

まとめ

エアコン内部は虫にとって居心地のいい環境です。意外と羽アリなどの虫が侵入しやすい場所となっているため、事前に対策をしておくことが大切です。

また、部屋の中に羽アリが発生してしまった場合は、まずシロアリの羽アリなのか、黒アリの羽アリなのかを判断します。もしシロアリの羽アリであった場合は、すぐに業者に駆除を依頼しておくと安心です。

どこの駆除業者に頼んだらいいのか迷っている場合は、シロアリポリスで近くの業者を見つけることがオススメです。シロアリポリスは、お客様が安心して依頼ができるよう、反社会的勢力排除に力を入れています。

ほとんどがホウ酸を使用している業者なので、体への害を心配することなく駆除をお願いできます。

「自分で駆除業者を選ぶのが不安。」「一度相談に乗ってもらいたい。」という方にオススメのサービスとなっています。シロアリに対する不安を抱えていたり気になる虫がいた場合には、ぜひ一度ご相談ください。