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vol.28 シロアリに弱点はあるのか?被害をもたらす害虫を退治したい!

シロアリに弱点はあるのか?弱点から見るシロアリ対策!

シロアリは家を食い荒らし、放置すると家屋を倒壊させてしまうおそれのある害虫です。
そんなシロアリでも自然界の生物である以上、弱点があるはずです。弱点を利用して被害を予防できるかもしれません。

今回の記事ではシロアリの弱点についてまとめています。シロアリに悩んでいる人は参考にしてくださいね。

シロアリの天敵は?

日本にいる動物でシロアリを直接食べる大きな動物はいません。日本では動物園以外では見ないアリクイやバクなどは、シロアリを食べ物としているので天敵ですね。

天敵が少ない環境では、数がどんどん増えやすいですね。日本の生物でシロアリを食べる生き物は身近なもので3種類を紹介します。

黒アリ

黒アリはシロアリを大切な栄養源として捕食しています。
そもそも黒アリとシロアリは同種族ではなく、黒アリはハチ、シロアリはゴキブリと同じ祖先を持つ別の種類です。

クモ

クモもシロアリを捕食します。クモが繁殖のために羽アリとなって宙を飛んでいる時に、巣に絡めとって食べます。シロアリは羽が生えても自力で飛行する能力は低く、風に流されるようにして広く拡散するため、クモの巣には引っ掛かりやすい特徴があります。

クモはゴキブリの幼虫を捕食するなど害虫を駆除するため、益虫と考える向きもあります。
家がクモの巣だらけというのも困りますが、影響のなさそうな場所なら排除せずに残しておくのも一つの考えかもしれません。

カエル

カエルは多くの小型昆虫を捕食します。シロアリも例外ではないため天敵と言えます。
湿気を好むシロアリとは棲息場所も近いので、多少シロアリを駆除するのに役立ってくれている可能性があります。ただし、すでに家の中に入り込んでしまったシロアリを駆除することはできません。

シロアリが嫌なものや環境は?

次にシロアリが嫌うとされるアイテムや環境などを考えてみましょう。匂いや成分など、自然界にある植物から考えてみましょう。

シロアリが嫌がるものをおいておくことで、対策できたら嬉しいですね。

ヒノキ

ヒノキには独特の香りがあり、それが害虫の嫌う香りだと言われることもあります。これは残念ながらシロアリに対してはまったく効果がありません。シロアリは木を好んで食べますが、実際には断熱材も食べますし、ガラスと陶器以外はなんでも食い荒らします。

シロアリは、ヒノキ以外にもほかの害虫が嫌がるような香りの強い木や毒素があると言われる木だろうと平気で食い荒らします。中には炭が良いという人もいるようですが、まったく意味はありません。

乾燥

シロアリが湿気を好むのは事実ですが、だからといって乾燥に極端に弱いわけではありません。日本で多大な被害をもたらすイエシロアリは自分で水を運んで木部を湿らして食害します。

乾燥した場所でも平気で巣をつくってしまう性質を持っており、徹底的に家を乾燥させたとしても、まったく気にせず侵入してくる厄介な存在です。こうしたシロアリのたくましさは、生命力の塊のようで弱点がなさそうに感じてしまいますね。

シロアリにこれといった弱点はなし!?

シロアリは一匹ではまったく恐れることはない弱い虫です。

生物のヒエラルキーの底辺にいますし、人体や動物に直接危害を加えるような攻撃性もありません。普段は土の中などにいるためほとんど目にすることもありませんし、世界に3,000種以上もいると言われるそのほとんどは、自然の中で植物を土に還す益虫といわれています。

木で家を作っていた昔はシロアリ被害がここまでひどくはありませんでした。シロアリの棲息エリアも種類も限られ、床下を乾燥させておけば良いといったざっくりとした対策でなんとかなっていました。

今では基礎で囲われ通気が不十分となった床下での日本のシロアリ対策は時代遅れになりつつあります。温暖化が進む現代では、さらに気を付けなければいけないかもしれません。どうしてシロアリを気にしなければいけないのかを説明します。

人間がシロアリを敵とする理由

シロアリに天敵がいることを書きましたが、自然界には生物の中でのヒエラルキーの底辺にいるシロアリは常に危険にさらされています。

都市部であれば人間も天敵となり得ますし、決してシロアリにとっての楽園ではないでしょう。
それでも、この現代において、シロアリの被害はとどまることを知りません。
実際にはどれだけ天敵、外敵がいたとしても、シロアリには繁殖力という恐ろしい武器があります。

アリとは違って女王と王のペアを中心に、一年中ひっきりなしに卵を産み続け、爆発的に繁殖し続けることがシロアリの最大の武器です。
一度家の中へ入られてしまったら、自然消滅してもらうのを待つという選択肢は一切ありません。
嫌うものもほぼなく、あるものはなんでも食べ尽くしてどんどん個体を増やす、恐ろしい害虫だと言えます。

シロアリの弱点を利用したベイト工法

シロアリの弱点は乾燥ですが、旺盛な食欲を弱点として利用するのが「ベイト工法」です。
ベイト工法は、ベイト剤=毒物のエサを使用して、巣単位でシロアリを駆除する方法です。

ベイト剤はシロアリがいそうな地面の中に埋めたり、蟻道の近くに置いたりしますが、シロアリがベイト剤を見つけて巣に運び、巣にいる個体がそれを食べることで死滅することになります。

日本では、家の土台を液剤処理してシロアリが入って来るのをブロックするバリア工法が多く行われてきました。
ただ、この液剤は化学薬品で、刺激を感じたり健康被害のリスクがあったりするため、近年では問題視されることも増えました。

ベイト剤は人や動物に安全性が高いのがメリットですが、効果が出るまでに非常に長い期間がかかるのが気になるところです。
即効性はありませんし、毎年1回以上ベイト剤を確認する必要があります。

外来種にも強いホウ酸処理とは?

人体や動物に悪影響を及ぼすリスクがないのがホウ酸処理です。ホウ酸は自然素材で、もともと土壌や水など身の回りのどこにでも存在します。

腐敗やシロアリ対策の薬剤として世界中で使われており、野菜や果物の必須微量栄養素ですので、非常に安全なのが最大のメリットです。

水に溶けるため水で流されないよう雨対策が必要ですが、合成殺虫剤のようにシロアリが耐性を持つことがないとされており、強い殺菌効果があります。

無機鉱物ですので姿形が変わることなく、効果もなくなることがありません。

長期にわたって効果が持続するホウ酸を利用し、揮発しないため空気を汚すこともなく安全にシロアリ対策ができるのは他にはありません。ここからはホウ酸処理が外来種に効く効果を説明していきます。

日本にいる危険な外来種

近年、日本で急激に数を増やしているのがアメリカカンザイシロアリという外来種のシロアリです。このアメリカカンザイシロアリには、これまで建築基準法で定められてきた防腐・防蟻対策では効果がありません。

アメリカカンザイシロアリは地下ではなく空から侵入して屋根や壁内に入り込み家全体にいくつもの巣を形成します。湿気のない乾燥した木材の中で増殖していきます。日本のシロアリ対策として一般的に使用されている合成殺虫剤では人体に悪影響があるため屋根、壁内などを含め家全体に処理をしてしまうと住まい手の健康に大きな影響があります。匂いが気になったり、目がチカチカしてきたり、頭痛などを引き起こす可能性があり、最悪、住めなくなってしまいます。つまり、合成殺虫剤では、家中に巣を形成してしまうアメリカカンザイシロアリには太刀打ちできないのが実情です。

いっぽうアメリカをはじめ先進国で一般的なホウ酸を使用したシロアリ対策は、床下だけではなく壁内、屋根裏などにも安心して処理が可能です。今現在、この外来種への唯一の対策となります。

海外ではホウ酸処理が当たり前

そもそも日本でホウ酸処理が認定されたのは2011年と非常に新しいですが、海外では当たり前の手法でした。

特にホウ酸は安全性が高いことから、健康問題に意識の高いオーストラリアでは1930年代から、ニュージーランドでは1950年代からすでに採用されてきました。
アメリカでも1980年代からは主流となっており、ハワイ州では1990年代からほぼすべてがホウ酸使用となっています。
これだけ実績があれば、日本でも安心して利用できるシロアリ対策だと言えるでしょう。

まとめ

シロアリは、生物のヒエラルキーの底辺にいる生き物です。他の生き物の餌となることが多いです。自然界では黒アリやクモ、カエルなどがシロアリを捕食します。シロアリの最大の武器は爆発的な繁殖力です。捕食される以上に数を増やしていきます。数を増やしやすいシロアリにはこれといった弱点はないと言っても過言ではありません。

シロアリは基本的に乾燥に弱いといわれています。ですが、それほどデリケートな生き物ではありません。特に外国産の家具や木材に潜んで日本に侵入してきた外来種においては、乾燥などの環境の変化の影響を受けないのが現実です。外来種のシロアリは、日本のシロアリよりも侵食する範囲も広いです。対策のされていない建物では、またたく間に家の基礎などが食い荒らされてしまいます。どのシロアリにも効果のある対策は、ホウ酸です。

ホウ酸による駆除方法は人体に悪影響がなく、外来種にも強く世界中で推奨されています。シロアリ駆除業者をお探しの方はシロアリポリスが最適です。シロアリポリスでは、登録の時に怪しい業者や反社会勢力などの業者は一切許しません。家のメンテナンスを安心して任せられるエキスパートがそろっています。

これからは日本はシロアリに対してホウ酸を使用した方法が主力となっていくでしょう。予防効果もあるので早めに処理を検討しましょう。