何でこんなに羽アリがいるの?羽アリがいる原因について知ろう!
ある日大量に羽アリを発見してしまったら、気持ち悪さと同時にショックも大きいでしょう。そもそもなぜ家に羽アリがこんなにいるのか、原因もわからず悩んでしまうのではないでしょうか。
今回は、羽アリが発生してしまう原因について詳しく解説していきます。羽アリを見かけたら思い出してくださいね。
大量発生する理由
それまで平和に何もなく過ごしていたのに、ある日突然見たことのない羽アリが増えているとショックですね。大量発生には、羽アリの生態やメカニズムが関係しています。
どんな原因があるのか知っておきましょう。
増えすぎて新しい巣を作るため
巣を作って生活する時には、数匹で広い中で伸び伸びしているわけではありません。
習性としてもシロアリは大量で、群れながら生活をしています。
巣に対してシロアリの数が多すぎると、巣に生息する数パーセントのシロアリに羽がつき、羽アリのシーズンになると大量に飛び出してきます。いわゆるシロアリの巣立ちです。
パートナーを探すため、新しい巣を作るために飛び立つわけです。
一定量しかいないのであれば元の巣で生活ができるのですが、そうはいかなくなり、新しい巣が必要になります。急に自宅や庭に大量に現れるという現象が起きているんですね。
ペアリングをしている?
それぞれ生き物によってさまざまな習性や特徴がありますが、羽アリはペアリングをします。ペアリングとは、オスとメスが交尾をすることです。ペアリングして、オスとメスが対になり、新しい巣作りをするのです。
ここなら自分達も生活できると感じた場所を探したら、改めて生殖活動も始めます。産まれてきたシロアリは一生を幼虫で終えるものもいれば羽アリとなって巣立つのもいます。その羽アリが巣立つシーズンになると大量に発生してしまうのです。
オスとメスが新しい巣を作っている時に、人は気がつくことができず、ある日突然大量に羽アリが出てきます。そうなる前に対処をしたいものですね。
自宅に羽アリが大量発生?アリにとって住みやすい環境とは?
羽アリも人間と同じように、自分達が快適に過ごせる場所を探しています。自宅に大量発生しているということは、自分の家や庭のあたりが巣に適した場所だと判断されたからです。
羽アリが発生しやすい場所は、主に4つ。
・湿度が快適
・築年数が経っている家
・蛍光灯などの強い光が近くにある
・近くに土がある(公園など)
羽アリを見かけた時は、「ここなら新しい巣を作って長く過ごせそう」と思われている証拠です。今すぐに対処が必要です。
急いで対処しなければならないシロアリ
羽アリでも黒アリの場合は、エサは木材ではありません。
危険なのは、シロアリです。シロアリは、自然界では森の掃除屋ともいわれるほど木をものすごい速さで分解していきます。山や森では重宝されますが、人の生活には大きな影響が。
家の土台や柱、家具などをシロアリにあっという間に食い荒らされることもあるため、大きな地震が起きたときなどに倒壊する危険があります。そうなってしまうと住む場所がなくなってしまうことも考えられます。自然災害が増えている今、大きな地震などから家を守ることを考えた時は早急に手を打つ必要があります。
アリを見分ける
羽アリが飛んでいたら気持ち悪くてじっくりと見たくないと思ってしまうかもしれません。ですが、シロアリかどうかは見た目で判断が可能です。
アリの特徴として触角や羽がどう付いているかで、見分けられるのでチェックしてみましょう。
シロアリの場合は触角が短く数珠状です。羽の大きさはほぼ同じ長さで4枚あります。
どちらの特徴にも当てはまる時には、業者を呼んで対処してもらいましょう。
黒アリにも注意
黒アリは、木材を食べることはありません。そのため、シロアリよりは害が少ないといえるでしょう。それでも黒アリが大量にいるということは好ましいことではありません。
黒アリの場合は、ストックしてある食材やペットのエサを食べてしまうことがあります。それだけではなく、ケーブルを噛みちぎって家電製品を故障させてしまうこともあります。電気製品に囲まれた生活をしているわたしたちにとっては、大変な事態です。
黒アリは、シロアリも食べます。見えているのは黒アリでも、実は近くにシロアリの大群が潜んでいる場合も考えられます。黒アリの特徴としては、長い触角です。くの字に折れているのと羽の大きさが前と後ろでは違います。見つけたときには、注意が必要です。
羽アリが好む条件が揃うと大量発生の原因になる
シロアリは、どこにでも生息できるわけではありません。ある程度自分たちが快適で長く生きられるような場所を探しています。もしその条件に当てはまってしまうと、シロアリはどんどん繁殖し危険です。
できる限り家や庭を大量発生しないような環境にするだけでも、シロアリの悩みが解決されるでしょう。シロアリが好む条件をまとめました。
湿っているところが好き
在来種のヤマトシロアリやイエシロアリは地中の水分が必要な種類です。家の周りに木材が放置されていると、シロアリが住み着いてしまいます。家の基礎の周りに木や花があると雨水を溜め込むため自らシロアリを呼び寄せてしまうことになります。
日本のシロアリは、北海道の中央部から南のほぼ全国に生息しています。日本の国土全体といっても過言ではありません。
古い家には特に注意が必要
昔ながらのタイル張りの浴室がある家屋は、タイルの目地からお湯が染み込み、その水分が地中に伝わります。その浴室周りは温かく、水分が豊富な土台、柱などの構造材があります。ここがシロアリにとっては過ごしやすい餌場になります。そのシロアリが、いつの日か温かく湿った構造材を見つけてしまうとシロアリの被害が進みます。
乾燥していても危険
外国には砂漠で生息できるようなシロアリがいます、日本でも同じように含水率が限りなくゼロに近い(水分がほとんど含まれていない)木材の中で巣をつくり生活をするアメリカカンザイシロアリの被害事例が増えています。
アメリカカンザイシロアリの場合は、家の中に巣をつくります。家の中で、羽アリを見かけたら疑ってくださいね。
庭の手入れ
家庭菜園やガーデニング、日本庭園など庭を楽しむことはいいことですね。土がある状態では、コンクリートに比べて湿度が上がりやすい環境に。湿気の溜まった場所は、シロアリにとって、住み心地の良い場所となるでしょう。
草木が生い茂って窓に日光が入りにくい場合も、湿気が溜まりやすいです。庭に物を置いていて、風の通り道をふさいでしまったり、床下の通気口が塞がっている場合も湿気がたまりやすいですね。
庭がどんな作りになっているかでも、羽アリの発生率は変わってきます。庭がある場合には、影を作らない工夫をしたり、水はけをよくする工夫があるといいですね。全体の景観をきれいにするだけでなく、細かいところをチェックすることも必要です。
築年数がたっている
家を作った時から、何年経っているかを意識したことはありますか?住んでいると、部屋の気温差などで湿気がたまり、知らない間にシロアリが入り込み、羽アリが大量発生してしまうことがあります。
新築に比べて古い家は、シロアリにとってごちそうです。築年数がたっていたり、経年劣化がみられる場合は、シロアリ予防のメンテナンスをしましょう。そのままにしていると、いつか自分の自宅も狙われてしまうかもしれません。
安全なホウ酸処理対策
今は羽アリを見たことがなくてもいつ狙われるかはわかりません。シロアリを寄せ付けないように対策をする必要があります。対策方法としては、合成殺虫剤処理やホウ酸処理が選べます。
効果の持続性、安全性を考えると、ホウ酸処理がおすすめです。違いを比べてみましょう。
シロアリに有効な合成殺虫剤
合成殺虫剤は揮発性があり、効果が持続する期間は最大でも5年程度。期限が切れた段階で再処理が必要で費用がどんどんかさむ再処理地獄に陥ります。
合成殺虫剤の揮発成分は、健康に影響します。じわじわと呼吸を通して吸い続けることで、人の健康にも害を及ぼします。高気密高断熱住宅に関しては、化学物質過敏症・シックハウス症候群の原因にもなるため防蟻対策として建物全体には使用できません。
シロアリに有効なホウ酸処理
ホウ酸は揮発性がなく、一度施工してしまえば半永久的に効果が長く持続します。しかし、ホウ酸は水に弱いという弱点があるため雨漏り、漏水などには注意が必要です。定期的な点検が万が一を防ぎます。
ホウ酸は海水や淡水、土壌などに含まれる天然物です。温泉の成分や、植物、目薬に含まれる成分であったりと、生活のいたるところに存在します。ホウ酸は揮発性がなく、健康被害を及ぼすリスクは限りなく低く安全です。将来的なリスクは少ない方が安心ですね。
まとめ
羽アリが大量発生している時には、被害の結果であり、必ずどこかに原因があります。特に家が古く、湿ってしまいやすい環境である場合や庭にいつも水を撒いているようであれば蟻害にあう可能性も高くなります。
どこのシロアリ駆除業者が安心かわからないという人は、シロアリポリスに相談ください。自分の家のように親身に対応してくれます。
家を守ることは、家族との未来の可能性を守ります。シロアリには、早めに対処してください。
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