夏に羽アリが発生する原因とは?対処法や家に侵入させない対策を紹介
羽アリの中には、夏の時期に発生する種類もいます。もし羽アリを見つけたら、まずは特徴をよく観察して羽アリの種類を突き止めることからはじめましょう。
このコラムでは、夏に羽アリが発生して困っている方に向けて、対処法や家に侵入させない対策をご紹介します。
羽アリを見つけたら、慌てずに適切な対処をすることが重要です。記事を最後まで読んで、羽アリ対策の参考にしてください。
夏に発生する羽アリの種類
夏の時期に発生する羽アリには、いくつかの種類があります。その多くは黒アリです。
6~9月の暑い時期に発生する黒アリは、主に4種類。
●ヒメアリ 約1.5㎜/全体的に黄色っぽく、腹部は黒く光沢をもつ
●トビイロシワアリ 約2.5㎜/黒褐色~褐色、、前伸腹節後背部の1対のとげ
状の突起が特徴的
●トビイロケアリ 約2.5〜3.5㎜/黒褐色で胸部は腹部や頭部に比べ少し淡色
●キイロシリアゲアリ 約2~3㎜/黄褐色
黒アリはシロアリほど家に大きな被害はもたらしませんが、数が多いと食べ物や電化製品などに被害が及びます。
シロアリでは「アメリカカンザイシロアリ」が年間を通して発生しやすく、夏は特に活発化します。
室内で羽アリを見つけると「もしかしてシロアリ?」と思い、慌ててしまう方が多いのですが、室内でアリを見つけたら、まずは種類を突き止めることからはじめましょう。
シロアリの巣が床下にできているかもしれませんし、家具に棲み着く外来種のアメリカカンザイシロアリであると一般的なシロアリ事業者では被害を止めることができないケースが多いため、油断はできません。
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夏に羽アリが発生する原因とは?
夏になると羽アリが発生する原因は、一体なにか?それは、夏の時期ならではの気候や環境によるものだと考えられています。
<夏に羽アリが発生する原因>
●シロアリの好む高温多湿の環境になっている
●蛍光灯などの光に集まっている
●家の近くに巣がある
こちらは、羽アリが発生するポイントについて詳しく解説していきます。
高温多湿の環境になっている
夏になると高温多湿になり、シロアリにとって過ごしやすい環境が整います。シロアリは、家の中でも床下の古くなった木材や風呂場、洗面所などの水回りを好む性質があるのです。
古い家の場合は、梅雨の時期に雨漏りすることによって湿気がこもりやすくなるため、より発生しやすくなるでしょう。
光に集まっている
羽アリは、光に集まる習性をもつ種類が多くいます。室内に風を通すために、窓やカーテンを開けたままにしておくことの多い夏の夜には、家の中の光が外に漏れやすくなるのです。夏の時期になると、明るい光に誘われて侵入してくる恐れがあるでしょう。
外灯に、羽アリが集まっているのを見たことのある方もいるのではないでしょうか。それは羽アリがもつ、光に集まる習性によるものなのです。
家の近くに巣がある
羽アリが発生した場合、周囲にシロアリなどのコロニーがあると思われます。シロアリはある程度の数が増えた場合、新しい繁殖の場を求めて巣を飛び立ちます。
羽アリを見つけたときの対処法
もし羽アリを見つけたら、以下のように対処してください。
<羽アリを見つけたときの対処法>
1 一時的な駆除をする
2 羽アリの侵入経路や巣を探す
3 羽アリの駆除業者に依頼する
これらの対処法について、解説していきます。
➀一時的な駆除をする
家の中にいる羽アリを見つけたら、まずは掃除機やテープを使って目に見える羽アリを一時的に駆除をしてください。庭に羽アリがたくさんいるのを発見した場合には、殺虫剤などを使うとよいでしょう。
掃除機で吸い込むと、「吸い込み口に戻ってきてしまうのではないか」と心配する方もいますが、ほとんどの場合は、風圧で死んでしまいます。死んでいない場合は、黒アリの可能性があります。黒アリの場合は、殺虫剤を掃除機のノズルから吸い込ませると処理しやすいです。
他にもテープを使う方法もあります。テープの時は掃除機を取りだす手間なく駆除できるので、オススメです。
掃除機のゴミパックの中でアリが生きている場合は、素手で触らずに、ティッシュなどを使いましょう。黒アリのほとんどは毒を持っていてもたいしたことはありませんが、ヒアリなど稀に強い毒を持っている場合もあり噛まれてアナフィラキシーショックが出たりする恐れがあるため、直接触らないようにしてください。
②羽アリの侵入経路や巣を探す
一時的な駆除をした後は、羽アリの巣や侵入経路を探りましょう。
<考えられる侵入経路>
●窓の隙間
●網戸の目から
●巣のある床下 など
<巣のある場所>
●床下
●浴室やトイレなどの水回り
●玄関のタイル下 など
羽アリが屋外から侵入してきた場合は、窓の隙間や網戸の目が、侵入経路になっている可能性があります。侵入経路を断ってしまえば、室内に入り込んでくる心配はほとんどなくなるでしょう。
家の中に巣がある場合、一般的なシロアリの羽アリは湿度の高い日当たりが悪い場所を好むため、床下や水回り、玄関のタイル下を巣にしている恐れがあります。
浴室や玄関などに敷かれたタイルに、ひび割れはありませんか?もしあるのなら、ひび割れから水分が浸透して、シロアリが入り込みやすく住みやすい環境ができあがっているかもしれません。ひび割れがなくてもタイルの目地から水分が浸透しシロアリを呼び寄せていることもありえます。
しかし、例外もあります。外来種のアメリカカンザイシロアリにおいては真逆の性質があり、屋根裏、壁内、家具など水分が限りなく少ない木材、木製品に巣を作り繁殖をしますから油断大敵です。
➂羽アリの駆除業者に依頼する
家の中に巣があるようならば、駆除業者に依頼をしましょう。プロに依頼をすれば、適切な方法で迅速に羽アリの駆除が完了します。
巣を見つけたら、自分で殺虫剤を使う駆除方法もありますが、逃げ延びた羽アリが、再び違う場所に巣を作ってしまう危険もあるのです。すると被害はさらに拡大し、家はどんどんと侵食されていきます。
巣の場所を特定できたら、時間と手間、コスト面を考慮しても、すみやかに駆除業者に依頼するのがベストでしょう。
賃貸物件に住んでいる場合は、駆除業者に相談する前に、まずは大家さん、管理会社に相談してください。
夏、羽アリを家の中に侵入させない対策
夏の時期に羽アリを家の中に侵入させないために、おすすめの対策をとりましょう。
●家の明かりが漏れないように、遮光カーテンをつける
●目の細かい網戸に交換する
まずは、自分でできる対策からはじめましょう。詳しく解説していきます。
家の明かりが漏れないように、遮光カーテンをつける
家の明かりが外に漏れると、光に誘われて、羽アリが屋内に侵入してくる恐れがあります。遮光カーテンをつけて、室内の明かりが外に漏れてしまわないように対策しましょう。
暑い夏の時期には、カーテンを開けたままにしておく家庭も多いものですが、侵入を防ぐためには、しっかりと遮光カーテンを閉めましょう。
目の細かい網戸に交換する
小さな羽アリでは、網戸の目から侵入する恐れがあるため、目の細かいタイプに交換しましょう。隙間のないように網戸を閉めておけば、侵入する余地をなくせます。室内で羽アリを見つけて、驚き動揺することもなくなるでしょう。
まとめ
夏の時期になると発生する羽アリについて、発生する原因や対処法、家に侵入させない対策を紹介しました。
羽アリがシロアリだった場合、家の中に巣ができている可能性があり、シロアリ被害が拡大する恐れがあります。
もし巣を見つけたときや、シロアリが部屋の中にいたりするようなら、シロアリ対策を、プロの業者に任せてはいかがでしょうか?
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シロアリを見つけたり、巣を発見したりしたら、プロのシロアリ駆除業者に対応を任せましょう。シロアリ駆除がはじめてでも、シロアリポリスなら信頼できる業者がすぐに見つかります。
シロアリが住み着くことによって色々な事態がマイナスになります。ストレスで家族が崩壊してしまう場合も。たかがシロアリと侮らずにしっかり対処していきましょう。
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