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vol.43 羽アリの巣の特定方法は?シロアリ・黒アリの巣の特徴を解説

羽アリの巣の特定方法は?シロアリ・黒アリの巣の特徴を解説

羽アリが大量にいると、気持ち悪いと思ってしまいますし、「もしかして家の中に巣がある?」と不安な気持ちになるでしょう。

羽アリにはシロアリと黒アリがいますが、シロアリだった場合、家に被害がおよびますし、実際に家の中に大量のシロアリがいると、すでに家の被害が大きくなっている可能性が高いです。ここでは、羽アリの巣はどのようにして特定するのか、シロアリと黒アリの巣の特徴をあわせて解説します。

羽アリは新しい巣を作るために活動する

羽アリは、新しい巣を作ることを目的として活動します。巣の中のアリが巣の大きさと比較して多くなりすぎると、一部が羽アリとなり、新しい巣を求めて飛び立ちます。

羽アリの飛行距離は、種類によってですが15〜100メートルほどです。つまり、大量に羽アリがいると、家の近辺に巣があるのか、近くに巣を作られる可能性があることを意味しています。

風が強い日には

風が強い日には羽アリは風に乗って遠くへ移動します。羽アリを見かけたら、風で運ばれて来たかもしれません。

羽アリを見つけたらまずアリの種類を見分ける

羽アリはシロアリだけではなく、黒アリの可能性もあります。家の被害が出るのはシロアリなので、まずはアリの種類を見分けましょう。シロアリと黒アリには明らかな違いがあるので、見分け方を紹介します。

触角や羽の形で見分ける

シロアリと黒アリは、触角や羽の形で見分けられます。

シロアリ 黒アリ
触角 数珠状で連なっている くの字にまがっている
羽の形 4枚の羽がほとんど同じ大きさ 前2枚の羽が大きく後ろの羽2枚は小さい

このほかにも、体のくびれのあるなしで見分けられます。腹部がくびれもなく寸胴ならシロアリ、くびれがあれば黒アリです。

時期で見分ける

羽アリが飛来している時期で、シロアリと黒アリを見分けることも可能です。

シロアリの飛来時期

ヤマトシロアリ 4月~5月
イエシロアリ 6月~7月
アメリカカンザイシロアリ 4月~11月

黒アリの飛来時期

クロヤマアリ 5月~6月
トビイロケアリ 7月~8月
サクラアリ 10月~11月

発生地域で見分ける

羽アリが発生する地域で、シロアリか黒アリかを見分けることもできます。シロアリが発生する地域は、以下のとおりです。

ヤマトシロアリ ほぼ日本全国
イエシロアリ 関東以西の海岸線に沿った温暖な地域
アメリカカンザイシロアリ 徐々に生息報告が広がっている外来種シロアリ(輸入家具などから日本に侵入)

シロアリが発生する地域の人は、羽アリを見つけた際に、「シロアリかもしれない」と仮定して見分ける必要があります。ちなみに、黒アリは日本全国で発生します。

シロアリの巣の特徴

シロアリの巣には、特徴があります。シロアリの巣が家の中にあると、一気に繁殖し家の被害が大きくなります。手遅れにならないうちに対処するためにも、巣の特徴を覚えておきましょう。

➀湿っている場所

シロアリは、湿っている場所を好む傾向にあります。主に、以下のような場所を好みます。
・床下
・床面付近
・雨漏りのする天井裏
・柱
・浴室
水分があるところに巣が作られやすいです。床下だけではなく、2階以上でも天井裏や柱などに湿気があれば、巣が作られる可能性が高くなります。

②土の中に巣を作る

シロアリは、土の中や木の根、建物に使われている木に巣を作ります。巣に女王アリがいて卵を毎日、産み続けています。そこから蟻道を作って、餌場に続いています。

イエシロアリの巣は、土の深さ約1〜3メートルのところに作られますが、女王アリのいる本拠地である本巣のほかに分巣もあるので、巨大な巣になっているのです。分巣は第2コロニーとも言われ、マイホームの床組や壁組の中にできることもあります。

③壁・柱・床板などの木材の中

シロアリは、土の中だけではなく、壁・柱・床板などの木材の中にも巣を作ることがあります。シロアリは木材に含まれるセルロースを栄養素にすることができるので、湿気がある壁・柱・床板で木材であれば、食料に困らない環境のため巣にするのです。

黒アリの巣の特徴

黒アリは蜂の仲間です。蜂と同じように役割が決まった社会生活を営む昆虫です。黒アリの巣の特徴を見ていきましょう。

➀土の中に営巣する

黒アリは、土の中に営巣します。庭の地面の中など、家の外に巣を作ることがほとんどです。ひとつの巣の中に、女王アリや働きアリ、兵隊アリなどがいて、それぞれのアリが、役割分担をして働いています。
キッチンなど食べ物が手に入る近くに巣をつくることがあるので、気をつけましょう。マンションなど地面から離れたところでも例外なく入り込むことがあります。

②もろくなった家の木材を削ることもある

黒アリは、もろくなった家の木材を削ることもあります。シロアリの場合には、木材を餌として削りますが、黒アリの場合には、木材の中に巣を作るために削ることがあります。

羽アリがいた場合の巣の特定方法

シロアリでも黒アリでも見つけた場合は、駆除をしておくことが良いです。
羽アリを見つけた場合の巣の特定方法は「蟻道」を見つけること。蟻道とは、シロアリや黒アリが通って移動するための道で、トンネル状になっています。蟻道を見つけて蟻道をたどっていけば、巣を見つけられることもあります。

シロアリと黒アリの蟻道には、以下のような違いがあります。

シロアリ 黒アリ
蟻道の特徴 ・固く、崩れにくい
・餌場まで長く続いている
・もろく、崩れやすい
・フワフワしている
・途中で切れている
・作らないことが多い

シロアリと黒アリの蟻道というのはどちらも崩れにくく作られています。ですが、地震や強風などで建物が大きく振動する場合には、蟻道が崩れる可能性があります。一方でシロアリの蟻道は、常に活発な状況です。シロアリは常に餌場と巣を行き来するため、蟻道の周りをフェロモンを含んだ分泌液で固めるため、黒アリに比べると固く崩れにくいです。

長く崩れにくい蟻道を見つけると、それはシロアリのものである可能性が高いでしょう。シロアリの蟻道は乾燥から守るため、自分たちの排せつ物を固めて作っています。本拠地である巣から餌場まで長く伸びる蟻道の中には、10メートルを超す長さのものもあります。

まとめ

羽アリは、新しい巣を作ることを目的に活動をします。シロアリが巣をつくる場所は、湿っている場所、土の中、エサとなる木材などがある場所です。シロアリの種類によっては、乾燥した部分にも巣を伸ばしていくことがあります。

シロアリの巣があるということは、シロアリが住宅の土台や柱などの構造材を破壊している可能性が高いです。巣の詳しい場所は素人ではとても見つけられないため必ず専門家の協力が必要です。

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