羽アリを一匹だけみつけた!家の中にはもっといる?
網戸に張り付いている羽アリを1匹みつけたら、他にもいると考えて探してみましょう。基本的にアリは1匹だけで行動はしません。羽アリを見かけたときには、家の中にもっとたくさんのアリがいる可能性が高いです。
複数匹いるのであれば、その数倍は羽アリがいると思って間違いありません。羽アリがシロアリだった場合には、家の木材部分などが食い荒らされたりして被害が出ている可能性があるので、すぐに対処する必要があります。
ここでは、網戸に張り付いている羽アリをみつけた際、シロアリか黒アリかの見分け方、羽アリに対する適切な対処法について詳しく解説します。
羽アリが一匹だけ家の中にいるのはなぜ?
網戸に張り付いている羽アリが家の中にいる理由は、2つあります。
・家の中に巣を作っている
・外から入り込んでいる
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
家の中に巣を作っている
羽アリが家の中に巣を作っている場合、巣の中が飽和状態になっており、新しい巣を求めて飛び立つため、羽アリが家の中で見つかったのです。
羽アリという種類のアリではなく、シロアリか黒アリの羽アリです。元々羽は生えていませんが、巣の中がアリでいっぱいになり、別の巣を求めて飛び立つ必要が出てきたため、一部のアリに羽が生えます。つまり、家の中には羽がついたシロアリのほか、羽のない羽アリなど、数えきれないほどのシロアリが生息しているのです。尚、シロアリの羽アリであった場合、1匹だけとは考えらないためどこかに多数潜んでいると考えるべきです。これから大量に羽アリが出現するのかもしれません。
外から入り込んでいる
羽アリが外から入り込んでいる場合、羽アリは巣を作ろうとしています。羽アリは飛びますが、その距離は種類により異なり15〜100メートルほどとわずかな距離です。外から入り込んできたのであれば、家の中か家の近辺に巣を作ろうとしています。羽アリが来てもそのまま放置していると、家の中に巣を作られてしまう可能性もあるのです。
羽アリの種類は?
羽アリを見つけたら、シロアリか黒アリかを見分ける必要があります。黒アリの場合には家に被害をおよぼすことはほぼないですが、シロアリの場合には木材を餌とするので、家が被害にあいます。
大きな被害を出さないためにも、シロアリか黒アリか見分ける方法を覚えておきましょう。以下の項目で、シロアリと黒アリの見分け方を見ていきます。
カラダの特徴から見分ける
シロアリと黒アリは、見た目に大きく異なる特徴があります。目で見てある程度判断できます。
シロアリ | 黒アリ | |
大きさ | 4.5~8ミリ | 1〜30ミリ |
羽の大きさ | 4枚の羽根が同じ大きさ | 前2枚が大きく後ろ2枚が小さめ |
カラダの見た目 | くびれがなく寸胴 | くびれがある |
触覚 | 数珠状に連なっている | 長くてくの字に曲がっている |
発生した時期から絞り込む
シロアリか黒アリかは、発生した時期からある程度絞り込むことが可能です。シロアリと黒アリの発生時期は、以下のとおりです。
シロアリ:主に4月から7月
(アメリカカンザイシロアリは4月~11月の広い範囲で発生の可能性あり)
黒アリ:4月から10月
発生した地域から絞り込む
発生した地域から、シロアリか黒アリかを絞り込むことができることもあります。黒アリは日本全国どこにでも発生しますが、シロアリは種類によっては地域が限定されます。
ヤマトシロアリ | ほぼ日本全国 |
イエシロアリ | 関東以西の海岸線に沿った温暖な地域 |
アメリカカンザイシロアリ | 徐々に生息報告が広がっている外来種シロアリで全国に被害エリアが点在。(輸入家具などから日本に侵入) |
羽アリが一匹だけ家の中にいた場合の対処法
羽アリが1匹だけ家の中にいた場合の対処は、セロテープ等で捕獲しその種類を同定しましょう。シロアリだった場合、他にも多くのシロアリが潜んでいる可能性があり、数百から数十万頭のシロアリが生息しているかもしれません。
対処法は3つあります。その羽アリがシロアリか黒アリかによって、おすすめの対処法は異なります。それぞれの対処法は、以下のとおりです。
シロアリの場合 | ホウ酸処理 |
黒アリの場合 | シロアリが近くにいる可能性があるため要注意 |
シロアリか黒アリか判別できない場合 | 写真を撮り専門家に判断をしてもらう |
詳しく見ていきましょう。
シロアリの場合
家の中にいる羽アリがシロアリだった場合、すぐに対処する必要があります。家の中に羽アリがいるということは、近くに巣があるか、家の中に巣があることを意味するため、万が一家の中に巣があると、すでにシロアリが家の中に棲み着いて、家の床や柱など、木材が大きな被害にあっている可能性もあるのです。
1匹残らずシロアリを撃退し、二度とシロアリの被害に合わないようにするためには、ホウ酸処理を行う駆除業者を利用しましょう。ホウ酸処理はいつまでもシロアリを寄せ付けない持続性が特徴でかつ、住まい手に対しても無害なので安心できます。
黒アリの場合
羽アリが黒アリの場合、家の中が大きな被害にあっている可能性は低いです。
ただし注意したいのが、黒アリはシロアリを食べるという点です。そのため黒アリが家の中にいるのは、シロアリが近くにいる可能性を示している場合もあります。
緊急性は高くないですが、一度徹底的に、確認したほうがいいでしょう。
床下や天井裏など、暗くて見えにくいですし、板などから釘がでていることもあり、けがをする危険を伴います。素人が確認作業をするのであれば、肌を出さない服装を準備して、対応しましょう。
素人で確認作業が難しい場合には、プロにお願いしましょう。シロアリ駆除を行っている専門家に、シロアリがいるかどうかの確認をしてもらうことも可能です。ただし、シロアリ駆除業者は数多くあるので、信頼できる業者を選びましょう。
シロアリか黒アリか区別がつかない場合
羽アリがシロアリか黒アリかは見た目の特徴からも区別できますが、じっくりと観察をしても、区別できない人もいるでしょう。
区別できない場合、羽アリの写真を撮ります。羽アリの写真を撮って送れば、シロアリなのか黒アリなのかを判断してくれるサービスがあります。シロアリポリスを検索し昆虫同定サービスを利用してみてください。プロの判断結果が届きます。
自分だけで判断できない場合には、このようなサービスを利用するとよいでしょう。確実にどちらのアリかが分かるので、どのような対処法をとればいいのかがわかります。
シロアリポリスは、反社チェックを行い、ホウ酸駆除を得意とした業者が登録されているので、安心です。シロアリ駆除業者をお探しの人は、シロアリポリスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
羽アリがいたのが1匹だけだとしても、安心はできません。羽アリが1匹だけ家の中にいる理由は、2つあります。
家の中に巣を作っているまたは、外から入り込んでいる場合です。
羽アリがシロアリの場合、家に被害が広がる前に、ホウ酸処理によるシロアリ対策がベストです。ホウ酸処理はシロアリ対策としての効果が高く、水に流されない限り半永久的に効果が持続します。しかも人には無害なので、安心です。
ホウ酸駆除は業者に依頼するのが一番です。業者を探すときには、シロアリポリスからの検索がおすすめです。シロアリに悩む日々を送るよりも早めに対処してもらうほうが、安心して過ごせます。
アリは、1匹では行動をしません。近くには多くのアリがいるはずです。
羽アリがシロアリの場合、家の近くに巣があるか家の中に巣があることを意味しています。家の中に巣があれば、家の中がすでに被害にあっている可能性が高いです。シロアリの場合には、すぐに対処が必要です。羽アリが黒アリの場合は緊急性は低いですが、近くにシロアリがいる可能性があります。
羽アリを見かけたら、シロアリポリスを利用しプロに相談ください。
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