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vol.44 羽アリは人を噛む?噛まれた時の対処法や危険なアリの種類も一緒に紹介

羽アリは人を噛む?噛まれた時の対処法や危険なアリの種類も一緒に紹介

「家の周りに羽アリがいて困っている」「羽アリは人を噛むの?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。暖かい時期になると、羽アリが民家の周りでよく見られるようになり、場合によっては、羽アリが人を噛む可能性もあります。たかがアリぐらいでと思っていると思わぬ症状が出る危険もあります。

そこで今回は、羽アリに噛まれた時の症状や対処法についてご紹介します。羽アリに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも羽アリとは

羽アリは、シロアリと黒アリ、どちらの種類も存在します。羽アリの目的は、子孫を残すためのパートナーを探すことです。暖かい時期になると、一定期間だけ普通のアリの中から羽つきのタイプが生まれて、飛びはじめます。

羽が付くのはより遠くに自分の遺伝子を残すためであり、アリの社会の中でもごく一部のアリだけです。新しいパートナーを見つけ巣をつくり始めると羽は自然に取れていきます。

羽アリは人を噛むことがある

アリは、大きく強いアゴがあるのが特徴です。羽アリも例外ではなく、よく見ると、大きなアゴを確認できるでしょう。このアゴを使って、人間に害を加えるケースが見られます。

人間に危害を加える時は、自分の体や巣を危険から守るためです。したがって、普段から、むやみにアリに近づいたり触ったりしないように気をつけましょう。羽アリについても同様で、こちらから何もしなければ、攻撃をすることはありません。

羽アリを怒らせてしまうケースとしては、次のようなものが挙げられます。たとえば、宙を舞う羽アリの群れの中に手を入れたり、個体をつかんで捕まえたりした時などです。このように、アリに対して危害を加えてしまったら、人を噛むことは十分考えられます。

羽アリに嚙まれると起こり得る症状

もしも羽アリに噛まれてしまったら、どのような症状が見られるのでしょうか。ここからは、代表的な症状についてご紹介します。

➀チクっとする痛み

アリにかまれたときには、少しチクっとする痛みを感じたり、かゆみが生じたりする程度です。

羽アリが人を噛むことはほとんどありませんが、触れたり近づいたりしたら、噛まれる可能性もあります。とはいえ、羽アリに噛まれても、大抵のケースでは深刻な症状にはなりません。

②まれに「蟻酸」によってかゆみや炎症が生じる

まれなケースですが、アリに噛まれた箇所に水ぶくれが生じたり、炎症を起こしたりすることがあります。アリには「蟻酸(ぎさん)」と呼ばれる物質を分泌する力があり、この蟻酸が皮膚に付着して、アレルギー反応を引き起こす可能性があるのです。

もともと蟻酸は、アリが行列をなして歩くための道しるべとしての役割と、敵を捕まえる際の毒としての役割をもっています。人間はアリよりも体がずっと大きいため、蟻酸の毒に触れても、深刻な事態にはなりません。しかし目の粘膜などに入ると痛みが大きくなる可能性もあります。アリを触ったら、その手で目に触れないよう気をつけてください。

また、アリのアゴは非常に鋭利であるため、アリに噛まれるとその傷口から細菌が侵入し、炎症を起こす可能性もあります。肌を清潔に保つためにも、アリや羽アリにはできるだけ触らないように心がけましょう。

羽アリに噛まれた時の対処法

もしも羽アリに噛まれてしまったら、どうすればよいのでしょうか。ここからは、羽アリに噛まれた時の対処法について紹介します。

➀すぐ洗い流す

羽アリに噛まれたら、まずは噛まれた箇所を、水でしっかり洗い流してください。この時、患部をこすったり掻いたりすると、炎症がひどくなる可能性があるので注意しましょう。水で流すことで、蟻酸を除去して、炎症や痛みを防止します。

②消毒液で消毒

水で洗った後は、消毒液を使って患部を消毒しましょう。蟻酸や細菌が傷口から体内に侵入するのを防ぐため、念入りに消毒することが大切です。

③炎症が引かない場合は皮膚科を受診する

症状が深刻化することはほとんどありませんが、まれにアナフィラキシーショックなどを引き起こすことも考えられます。そうした場合には、早急に皮膚科を受診して、治療を受けましょう。深刻な症状がなくても、対処法に迷ったり心配になったりすれば、自分で判断せずに、病院に相談することをおすすめします。

羽アリの種類に注意!毒針で刺すアリもいる

羽アリの種類によっては、毒針を持っていて人間を刺してくる場合もあります。毒針を持つ代表的なアリは、以下の2種類。

・アミメアリ
・ヒアリ

それぞれの特徴について簡単に解説します。

・アミメアリ
腐った木の内部や、岩の下などに生息するアミメアリは、お尻の先端に小さな針を持っています。毒性は弱いものの、むやみに触ると刺される危険性があるので、注意しましょう。

・ヒアリ
外来種であるヒアリは、最近日本で数を増やしています。ヒアリの毒針から出る毒は非常に強く、アナフィラキシーショックが起きる可能性もあるほどです。その強毒性から、「殺人アリ」とも呼ばれています。

羽アリがシロアリの場合は家の木材を食べる

羽アリには、黒アリとシロアリがいます。羽アリがシロアリの場合は、人を噛むことはありませんが、オスとメスが出会い巣を形成してしまうと家の木材を食べてしまう危険もある点に注意が必要です。ここからは、シロアリについて詳しくご紹介します。

羽アリのシロアリの特徴

シロアリと黒アリを見分ける特徴として、まずは触角の形です。シロアリの触角は、数珠状に連なっています。黒アリの触角はくの字に折れています。
また、羽の形にも注目してみましょう。シロアリの羽は、4枚とも同じ大きさをしています。黒アリの羽は前側の2枚が大きい形になっています。

シロアリの羽アリの発生時期

日本で生息する代表的なシロアリは、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリの3種類です。それぞれが羽アリとなって飛来する時期は、主に以下のとおりです。

・ヤマトシロアリ:4~5月
・イエシロアリ:6~7月
・アメリカカンザイシロアリ:3~11月

とくにアメリカカンザイシロアリは発生する時期が長いので、家の周りで飛んでいないか注意してみてください。

シロアリの羽アリの生息地域

ヤマトシロアリは、ほぼ日本全国で生息が確認されています。イエシロアリは、関東以西の温暖な地域での発生が多いです。また、最近ではアメリカカンザイシロアリの被害も増えており、全国に広く生息が見られています。

まとめ

今回は、羽アリが噛む時の症状や対処法について紹介しました。アリが人を噛んでも深刻な症状になることは少ないですが、万が一に備えて消毒など適切な対処を施すようにしましょう。

また、羽アリがシロアリの場合は、家の被害が広がる前にホウ酸でシロアリ対策を行うことをおすすめします。ホウ酸処理はシロアリを寄せ付けない効果が長持ちするだけでなく、健康リスクもないからです。

しかし、万が一シロアリが出てしまった場合にホウ酸処理だけで駆除を行うのは素人には難しく、シロアリ駆除業者であってもホウ酸の知識がない業者ではできません。ホウ酸処理業者であってもまずは合成殺虫剤の使用を検討するほどです。

シロアリ駆除業者をお探しの方は、ホウ酸処理を得意とするシロアリポリスがおすすめです。現状に合わせた処理方法を提案し、適切な価格で処理します。

シロアリポリスは、優良な企業が揃っているので安心して任せられます。また、シロアリかどうか判断できない虫を見つけた場合にも、送っていただいた写真からすぐに判別可能です。シロアリのことでお困りなら、ぜひ一度、気軽に相談してみてくださいね。