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vol.29 シロアリが出やすい季節とは?日ごろからの対策は重要

シロアリが出やすい季節とは?日ごろからの対策は重要

シロアリが家の中に巣を作り増えてしまったら、木材を食われてしまいボロボロになってしまいます。実はシロアリが出やすい季節などもあり、その時期は特に気を付けなければいけません。ほかの季節は関係ないかといったら、シロアリは一年中活動するためそうとも言えません。

今回は出やすい季節やどのような対策をすると良いのか紹介していきます。

日本にいるシロアリの種類

シロアリをじっくりと見たことのない人にとって、すべてが一緒に見えるかもしれません。
しかし、実際には細かく種類があり、それぞれ発生しやすい季節に違いもあります。日本で出やすいシロアリを中心に見ていきましょう。

春に発生しやすいヤマトシロアリ

虫が飛び始めるのは、温かい季節になってからですね。シロアリもほかの虫と同じように、4月から5月にかけて発生するケースが多く、特に前日に雨が降って晴れた翌日に、飛び回っています。少し気温も上がることで活発になるため、特に注意が必要です。

この時期に発生したシロアリは、日本の在来種でヤマトシロアリといいます。日本の中でも全国各地にいるため、日ごろからの対策は重要です。

初夏に多いイエシロアリ

シロアリは春に飛んでいそうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、もう少し暑くなってきた初夏に一気に増えていきます。この時期になると、シロアリの種類が変わりイエシロアリがよく見られます。季節としては、6月から7月の風のない夕方から夜にかけて大量発生します。

特徴として、関東以西の暖かい地域に出やすいため、こちらの地域に住んでいる方は6月から7月は要注意です。家の中を数匹が飛んでいたら、家か庭に巣があるかもしれないと警戒しておいたほうが良いでしょう。

夏から秋に多いアメリカカンザイシロアリ

日本では以前まで少なかったのですが、外来種としてアメリカカンザイシロアリが生息しています。
春から活動を開始し、夏に入りある程度暑くなってきた7月あたりから秋でもまだ暖かさが残っている10月まで長期間にわたり発生します。木製の家具にも巣を作り食害するため、引越しなどの移動によって日本全国に分布しているといわれています。

シロアリの活動しない時期

ここまで紹介した3種類のシロアリを見ていくと、だいたいが春から秋にかけて活発なため、ほかの虫と一緒で冬は安心ではないかと感じた方も多いのではないでしょうか。
シロアリは冬になったら冬眠するような習性もないため、快適に過ごせるとわかったら活発に活動します。

今の日本は温暖化で暖かくなりつつもありますし、家の断熱効果の具合によってはシロアリは快適に生き延びられます。

暖房器具の盲点 快適環境づくりとは?

人間は自分たちが温まるために、エアコンやストーブなどで部屋を暖かくします。そのため、本来なら寒くてシロアリにとってはいい環境ではない冬でも、場所によっては心地良い場所になってしまうのです。

ジメジメした場所が好きというのもあり、冬には温かい箇所と寒い箇所の差が激しいためシロアリの好きな結露が増え、居心地の良さがアップしてしまうということもあるため注意したいところです。

寒さを感じて冬眠することもなく、床下に大きな巣と仲間を増やしていってしまいます。

家の中の加湿器も注意

冬になると外の空気も乾燥しやすく家の中もエアコンなどでさらに乾燥してしまうため、加湿器を使用する家庭も多いのではないでしょうか。加湿器で湿度を上げると同時に水蒸気が増え、そのあたりがちょうど良く湿ってしまうと、シロアリにとって棲み心地の良い場所になってしまいます。

決して加湿器が悪いわけではないですし、人は適度な潤いがないとウイルスにもかかりやすくなってしまうので、適度な湿度は必要です。押入れやクローク、タンスの裏など空気が動かない場所は結露しやすくシロアリが発生する要因になりますので、使いすぎている場合には注意が必要です。

どの季節も危険

冬であってもシロアリが活動していないわけではないため、リスクはあります。しかしシロアリの活動として1年の中でも特に気を付けたいのは春です。

さまざまな虫が家の周りを飛び始める頃に、羽アリを普段にないくらい見かけるような時には危険です。
羽アリが活発化するのもやはり春先ですので、この時にオスとメスが繁殖期に入り、ペアを作って新しい巣を作るのです。場所を気に入ってしまうとペアになったオスとメスが巣を作り始めてしまうので、怪しいと思ったら専門業者に相談をしましょう。

日ごろからできるシロアリ対策

シロアリが増えないためにも、まずは日ごろからの対策が必要です。しっかりと家の周囲などに手を加えておけば、ここは居心地が悪い場所だから別の場所に巣を作ろうと思って、いなくなってしまいます。
そのためには居心地が悪いと思わせることが一番です。日常的にできるシロアリ対策を紹介します。

細かい傷、ひびをチェックする

家が古くなってきてしまうと、どうしてもひび割れなどの劣化がおきてしまいます。新築の時には建てたばかりですのできれいなままですが、数十年など経ってしまうと目立たないキズなども増え、床下も湿りやすくなります。

湿度があるとシロアリにとって棲み心地の良い環境ができあがっている可能性もありますので、メンテナンスをするようにしましょう。細かい傷は、小さいうちにパテやボンドで埋めるなどして対策できます。ひび割れが大きくなってくる場合は、一度専門業者に確認してもらうことをおすすめします。

人間が思っている以上にシロアリは行動力もあり、ほんのわずかな目立たない隙間でも上手に入り込み、そこで巣を作って木材を食べ尽くします。修理に費用がかさんでしまったという話も少なくはありません。

段ボールや木材を家の周りに置かない

後から使おうと思って段ボールをそのままにしている場合や何かに使用している木材がある場合は、シロアリが棲みついてしまい危険です。木材などの飾るものを絶対に置きたいという時には、薬剤などで寄せ付けない工夫も必要です。

庭に植えている植物が木だと、それが狙われてしまう場合もあります。虫よけを施したり、土を入れ替えたりするなど定期的なメンテナンスをすることで植物を守りましょう。

 輸入の木製製品は気を付けよう

どんなに素敵な輸入家具などであっても、しっかりと対策されていないものは警戒したほうが良いでしょう。一見なんでもない木製製品でも実はシロアリが潜んでいる場合があり、数ヶ月したらあり得ない程増えてしまう場合もあります。

輸入家具は、最近特に増えてきています。家具だけでなく絵画の額縁にも潜んでいることもあります。使われている木材の原産国のシロアリがひそんでいることもありますので、注意が必要です。

ホウ酸処理で予防する

これからシロアリ対策を考えたいという時にはホウ酸処理を行っておくと安心です。家の木材などにホウ酸を含ませるシロアリ対策です。

シロアリが近づいてきてもホウ酸処理された木材を食べることで、シロアリは気づかないうちに弱っていき死んでいきます。それを繰り返したシロアリは学習し、いずれ寄り付かないようになります。
また、ホウ酸処理は効果が長期間持続するので、家を長持ちさせるためには必ずやっておきたい処理です。

ホウ酸処理は自分でもできますが、おすすめはプロにお任せすることです。プロの業者に相談をすれば、目が届きにくい細かいところまでしっかりと対策ができます。シロアリ対策の専門業者を探したいときは、シロアリポリスを検索しましょう。優良な業者がそろっています。

まとめ

シロアリは種類によって、春に活発なものから夏から秋にかけて出てくるものまでさまざまです。目に見えて活発に動いているだけではなく、静かに足元に侵入してきます。何も対策をしていないと家の土台、家具などに棲みついてしまう恐れもあるため、日ごろからシロアリが寄ってこないように努めましょう。

家を長持ちさせるためのオススメな方法は、ホウ酸処理。万が一シロアリが発生しているとわかったら、ホウ酸処理をしっかりとしているシロアリポリスにお任せください。ホウ酸はシロアリから大切な家をいつまでも守ります。

シロアリが活発に動くのは、ほかの虫と一緒で春です。羽アリが自分たちの巣を作りにくる季節です。冬も寒いから絶対に安心ということはなく、特に床下の暖気と加湿器の湿気や結露などを利用して巣を作って生息する場合もあります。
ホウ酸処理には予防効果もあるので、一度家族で施工をするかどうか相談してみてください。早めの対策がシロアリには有効です。