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vol.49 マンションで羽アリを見かける原因と対処法|コンクリート造でも被害は受ける?

マンションで羽アリを見かける原因と対処法|コンクリート造でも被害は受ける?

「羽アリは木造の一戸建てに寄り付くイメージがあり、マンションには関係ない」と思われている方も少なくありません。しかし実際は、コンクリート造りのマンションでも、羽アリの被害にあう可能性はあります。

そこで今回は、マンションで羽アリを見つける原因と、その対処法についてご紹介します。マンションで羽アリが発生してお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

マンションでも羽アリが発生する3つの理由

羽アリがマンションに発生するのには、主に3つの理由があります。それぞれの理由を解説します。

➀ベランダまで飛んできた

マンションの室内で羽アリが発生する理由として、ベランダまで飛んでくることが挙げられます。低層階であれば、羽アリは簡単に侵入できるからです。とくに外が暗い夜には、羽アリは明かりを求めて、民家に集まってきます。

羽アリがベランダから室内に入らないようにするためには、マンションであっても網戸を活用するなど、対策を講じましょう。

②壁の中や隙間から侵入した

マンションの壁にヒビや隙間がある場合、羽アリが侵入しやすくなります。心当たりがある場合は、外壁などの隙間を確認しましょう。

③住人が運んできた

羽アリがマンションに侵入する原因として考えられるのは、気づかない間に、住人の衣服やカバンなどに付着したまま運んできた事例です。また、プランターや観葉植物などに巣を作っているのに気づかず、家の中に持ち込んでしまうこともあります。こうした場合は、高層階であってもマンション全体が被害にあう可能性もあるので、注意が必要です。

羽アリとはどんなアリ?

羽アリとは、通常のアリに短期的に羽がついた状態のアリを指します。すなわち通常のアリと羽アリは種類が異なるわけではなく、同一の種類なのです。気温が暖かくなり湿気が高まる梅雨の時期になると、種類により一時的に通常のアリから羽アリが生まれて宙を飛び回ります。

羽アリが宙を飛び交うのは、パートナーを見つけて繁殖をし、新たな巣を探すためです。交尾が終わった羽アリの羽は自然にとれていきます。

このように、梅雨の時期などでマンションの周りを羽アリが飛んでいるのは、アリがパートナーを探しているからなのです。

羽アリがシロアリか黒アリか見分けるポイント

マンションに発生する羽アリには、黒アリとシロアリの2種類が存在します。羽アリの駆除を行う前段階として、羽アリの種類を見極めることが重要です。

以下では、マンションで発生する羽アリが、黒アリなのかシロアリなのかを見極めるポイントについて解説していきます。また、シロアリや黒アリが発生しやすい時期についても解説するので、参考にしてみてください。

シロアリの発生時期や見た目の特徴

日本で生息する代表的なシロアリは、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリの3種類です。それぞれが羽アリとなって飛来する時期は、主に以下のとおりです。

ヤマトシロアリ:4~5月
イエシロアリ:6~7月
アメリカカンザイシロアリ:4~11月

とくにアメリカカンザイシロアリは、発生する時期が長いので、家の周りで飛んでいないか、注意してみてください。

シロアリの見た目の特徴としては、触角の形がわかりやすいことが挙げられます。シロアリの触角の形は、まっすぐ数珠状に伸びているのがわかるでしょう。また、体の形は、黒アリと違ってふっくらとしたずんどうです。さらに羽の形は、前後の4枚すべてが同じ大きさになっています。

黒アリの発生時期や見た目の特徴

シロアリと同じく、黒アリの場合も、種類によって発生時期は異なります。一般的に梅雨がはじまる頃から11月頃にかけて、黒アリが宙を舞う姿が見られます。

羽アリが黒アリである場合、触角の形はまっすぐではなく、くの字の形に折れ曲がっているのが特徴です。また、黒アリの体の形は、真ん中あたりが細くくびれています。さらに羽の形は、後ろ側の2枚よりも前側の2枚の方が大きいサイズです。

シロアリの羽アリはコンクリート造のマンションでも被害を及ぼす!

一般的に、シロアリの被害は、木造住宅に多いと考えられています。しかし実は、コンクリート造のマンションでも、シロアリの被害にあう可能性は十分にあるのです。

なぜなら、コンクリート造のマンションであっても、壁や床には木材が使用されているからです。シロアリはコンクリートのわずかな隙間から侵入してきます。また、マンションの壁によく使用されている断熱材も、シロアリの侵入経路経路になりやすい部材です。

特にアメリカカンザイシロアリの羽アリだった場合は新たな巣を木製家具やフローリングにも形成するため、また、地面に依存せずに生息することができるので、1度でも侵入を許してしまうと危険です。したがって、マンションで羽アリを1匹でも見つけたら、早めの対策が必要になります。

マンションで羽アリを見つけたらどうすればいい?

ここからは、実際にマンションで羽アリを見つけたらどうすればいいか、その対処法について説明します。

1:羽アリがシロアリか黒アリか見分ける

マンションで羽アリを見つけたら、まずはそれがシロアリか黒アリかを冷静に見分けましょう。シロアリと黒アリの見分け方は、上述したように、触角の形、体の形、羽の形に注目するのがポイントです。

2:数匹であれば掃除機などで吸い取る

一時的な対処法として、羽アリを掃除機で吸う方法が挙げられます。目視できる羽アリを吸うほかに、室内からたくさんの羽アリがでてきているのであれば、群飛孔と呼ばれる羽アリが出てくる穴を狙って掃除機を当てると、大量の羽アリを仕留められるでしょう。

3:管理会社に連絡する

マンション内に羽アリが発生しているのを発見したら、まずは大家さんや管理会社に連絡しましょう。それから自身での業者対応が必要であれば、ホウ酸処理をする業者に本格的な処理を依頼してください。

侵入口に自分で殺虫剤をまいたり、蟻道を壊したりする行為はオススメできません。殺虫剤で健康を害したり、アリの活動範囲を広げてしまう可能性があるからです。

まとめ

今回は、マンションで羽アリが発生する原因や対処法についてご紹介しました。コンクリート造のマンションであっても油断をせず、羽アリ対策を行いましょう。

とくに羽アリがシロアリであると判明した場合、放っておくと、いつの間にか家全体に深刻な被害が及んでいる場合があります。こうした事態を防ぐために、シロアリへの対策は早めに行いましょう。シロアリを根本的に駆除処理する方法としては、ホウ酸をオススメします。

ホウ酸は取り扱いが難しいため、知識がない素人が取り扱うのは危険です。信頼できるプロの業者に依頼するようにしましょう。シロアリ駆除の業者をお探しであれば、ホウ酸処理を得意とするシロアリポリスがオススメです。

黒アリかシロアリか見分けがつかない場合も、写真を送れば、プロが判別するサービスも提供しています。お住まいのマンションで羽アリ・シロアリが発生したら、気軽にシロアリポリスを検索しご相談ください。最適な対策を行います。